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大霊院卍党発行の瓦版 夏号
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「大霊院卍党発行の瓦版」はＰＣエンジン関連の書籍やサントラ等を
「ＰＣエンジン狂の詩」内のリストよりも詳しく紹介させていただく
季刊メールマガジンです。
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▼ COTENTS ▲
１．エンジな人の独り言
２．書籍紹介（イースIV 冒険ガイドブック）
３．音盤紹介（サイバークロス）
４．今期の報告会
５．今期の更新履歴
６．編集後記
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┃ １．エンジな人の独り言 ┃
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「安・金・短の探索旅行」
好きな3日間 JRを除く近畿一円のあらゆる交通機関に乗り放題という
私のような比較的自由に時間が使える貧乏大学生には有り難いフリー
チケットを活用して 今期は近場である京都･滋賀･奈良･兵庫のゲーム
ショップをのんびり巡回してみました。今回は何れも大阪から程近く
人口も多い郊外都市での探索活動となった為、レアソフトが驚く程の
格安価格で販売されている店には巡り合えませんでしたが、日本橋や
秋葉原では3千円〜5千円の値段が付いているようなソフトを数百円で
数多く仕入れる事が出来たのは幸運でした。特に最近は地域密着型の
ゲームショップでもレトロゲームを扱っている店舗が増えているので
何処に出掛けても油断できないと同時に以前と比べると意外な場所で
掘り出し物に出会う機会も多くなっており、今後は地元の店を含めて
より一層探索範囲及び対象を拡大する必要がありそうです。
「リンク集コーナー閉鎖のお詫び」
この度、誠に勝手ながら当サイトのリンク集コーナー「大霊院卍党と
交流のある秘密結社」を閉鎖させていただく運びとなりました。元来
幅広くネットサーフィンを楽しむ習慣の無い私が『定期的にリンクを
張らせていただいているサイト様を巡回し、そのコンテンツの中身を
きちんと把握した上で紹介コメントを適宜修正する』というリンク集
コーナーを設けているサイト運営者としての義務を果たせているとは
とても言い難く、このまま中途半端な情報を流し続けてもリンク集に
登録させていただいているサイト様や当サイトを訪れて下さる方々に
御迷惑をお掛けするだけで、リンク集としての意味が無いというのが
その理由です。尚、事前に相互リンクさせていただいているサイトの
管理人の皆様へこの旨をお詫びメールという形でお知らせしたところ
本当に沢山の方から有り難いお返事を頂戴しました。この場を借りて
深く御礼申し上げます。
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┃ ２．書籍紹介 ┃
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「イースIV 冒険ガイドブック」 雑誌69912-63
1994年1月10日 小学館発行 定価1200円（本体1165円）
日本ファルコム・ハドソン公式ガイドブック
月刊ＰＣエンジン特別編集
入手難易度：Ｅ ［Ａ（最も難しい）〜Ｅ（最も易しい）］
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日本ファルコムとハドソンがタッグを組んで制作した「イースIV」を
ファルコムが手掛けた世界設定及びシナリオ面とハドソンが手掛けた
ゲームシステム及び攻略部分とにバランス良くスポットを当てながら
紹介しているオールカラーの攻略本です。当然ながら作品に登場する
マップ・魔物・武器・防具・アイテム・魔法・ショップ情報といった
プレイする際に役立つデータは全て手抜かり無く収録されていますし
ネタバレを極力避けつつ画面写真付きで物語並びにイベントの概要や
エリア攻略のアドバイス（HP回復の有無など）も掲載されています。
また、アドルの残した冒険日誌を幼い兄弟が夢中になって読んでいる
シーンから時が遡る形で舞台の幕が上がるオリジナルのプロローグや
物語の謎を解く手掛かりとなる『翼を持った人々』『セルセタ王朝』
『古代王国イース』『セルセタの樹海』といったキーワードをゲーム
本編では語られなかったエピソードを盛り込んで解説したコーナーは
ＰＣエンジンユーザーだけでなく「イース」ファンの方も必見です。
他にも白亥志郎による素人投稿レベルの「イース 4コマ劇場」を始め
旧システムカードで起動した場合の警告画面やルーに変身した状態で
キャラクターに話し掛けるとアドルの姿で話し掛けた場合とは違った
会話を聞く事が出来るといった裏技から隠し宝箱に関するヒントまで
値段に見合った盛り沢山の内容になっています。
後半部分には「イースIV」を作り上げたハドソン開発スタッフ全員の
顔写真と読者への一言コメントに加え、座談会形式のインタビューの
模様やファンクラブの会報「ユーモアネットワーク」から抜粋された
「イースIV」開発日誌などが収録されており、立体構造になっている
樹海マップや強すぎるパーティバトルに纏る裏話も語られています。
日本ファルコム側では加藤正幸社長（当時）と「イース」シリーズの
サウンドアレンジャーとしてゲームミュージックファンには御馴染の
米光亮に対するインタビュー記事が掲載されているので（残念ながら
顔写真はNGだったようです）既に「イースIV」をクリアされた方でも
新たな発見があると思います。巻末には索引まで用意されていますし
全体を通して随分気合いを入れて製作された攻略本という印象です。
ＰＣエンジン中後期の大ヒットゲーム「イースIV」の攻略本である上
'94年4月1日に初版第2刷が発行されている事を加味して入手難易度は
最低ランクのＥに設定しました。実際、古本屋やオタク系リサイクル
ショップでは現役ハードの関連書籍を探索する場合と同程度の労力で
発見可能ですし、当然ながらプレミア価格も付いていません。
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┃ ３．音盤紹介 ┃
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「サイバークロス」 POCH-2002
1990年4月1日 発売：ポリドール
税込定価2534円（税抜価格2460円）
音楽：神尾憲一 ボーカル：今村竜介
入手難易度：Ｂ ［Ａ（最も難しい）〜Ｅ（最も易しい）］
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このCDは東映の「宇宙刑事」シリーズを強く意識している事で有名な
アクションゲーム「サイバークロス」のサントラ盤です。「麻雀学園
〜東間宗四郎登場〜」のサントラ盤（POCH-2003）と共に フェイスの
ＰＣエンジンソフトのゲームミュージックアルバム第一弾作品として
ゲーム発売（89.6.23）の9ヶ月後かつ続編である「クロスワイバー」
発売（90.12.21）の9ヶ月前という 結果として実に中途半端な時期に
リリースされています。収録されている曲はゲームのオープニングで
TV番組の様に歌詞とメロディが流れる『サイバークロスのテーマ』の
ボーカル＆カラオケバージョンを始め（「スーパーバレーボール」の
説明書に歌詞だけが掲載されている『力と汗のスーパーバレーボール
愛のテーマ』同様あの妙なノリが気になった方も少なくない筈です）
ゲームのオリジナル音源及びオリジナル楽曲のアレンジバージョンと
古めのゲームミュージックアルバムにしてはバラエティに富んでおり
収録時間が40分（全18曲）と幾分ボリュームに欠ける感はあるものの
（せめてゲームに登場する個性的な中ボス達に夫々テーマ曲があれば
良かったのですが…）それなりに楽しめる一枚に仕上がっています。
ゲームのオープニングデモで流れた1番の歌詞に 無理矢理2番と3番を
付け加えた感じの『サイバークロスのテーマ』ボーカルバージョンは
お世辞にも上手いとは言えないものの（素人のカラオケレベルです）
一度聞くとなかなか耳から離れないという不思議な魅力がありますし
ゲーム中は大半の時間をサイバークロスに変身した状態で敵と戦う為
ゲーム開始直後を除いては殆ど聞く機会の無い『ギャラクシーポリス
冴葉勝』（主人公の名前はこのテーマ曲で初めて明かされました）と
逆にゲーム中 最も長時間 耳にする事になる『必殺！パワーパンチ』
ボス戦で流れる『悪の歌』の3曲は 何れも自分の置かれている状況が
容易に把握できる減り張りの効いた楽曲で（所謂子供向けのアニメや
特撮ヒーローのノリです）このサントラを聞くと久し振りにゲームを
引っ張り出してきてプレイしてみようという気分になります。
「ゲームが変なら音楽も変！！まともにやってちゃ面白くないぜ！！
コレがフェイスのスピリッツ！！」と掲げられたサントラ発売当時の
宣伝文句は成程その通りという感じです。
やはりリリース時期が良くなかったのかＰＣエンジン関連CDの中では
比較的見付け難い部類に入るので（同日に発売された「麻雀学園」の
サントラはよく見掛けるんですが）入手難易度はＢに設定しました。
私はオタク向けショップの特撮CDのコーナーで発見した事もあるので
もしかしたら意外な場所にひっそり眠っているのかも知れません。尚
このサントラもカセットテープ版（2290円）が発売されています。
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┃ ４．今期の報告会 ┃
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今期はまず4月7日付けでリニューアルオープンした当サイトに対して
様々な御感想を書き込んでいただきました。個人的にこれ迄のサイト
デザインがコンテンツに対して派手すぎると思うようになったという
理由だけで始めた今回の模様替えですが、アップロード後に頂戴した
メールで閲覧者が使用しているブラウザソフトやモニタの解像度及び
表示される文字の設定などによってサイトの見え方が著しく異なると
御教示いただいたので（サイト開設4年目にして この見栄えの違いを
漸く意識し始めたというのも誠にお恥ずかしい限りです…）その後も
試行錯誤を繰り返しながら日々マイナーチェンジを行っております。
ただ、Macintoshユーザーの私は 標準で使用されるフォントが異なる
Windowsマシンでの見栄えが把握できない為、夜中 友人に電話を掛け
リアルタイムでチェック･指摘して貰いながら随時修正･更新するのは
予想以上に面倒臭い作業でした。
ＰＣエンジンに纏る話題では遂にハドソンから正式発表された「天外
魔境」復活プロジェクトに対する喜びの声が数多く寄せられました。
個人的に ＰＣエンジン版の設定を破棄した完全な新作「天外III」に
関しては今迄散々ハドソンに裏切られてきたファンとして今回もまた
何時お蔵入りになるか分からないという疑念や警戒心があるんですが
ＰＣエンジン版のリメイク作となる「天外II」に関しては高解像度の
ムービーや3Dポリゴン化されたフィールド、細かい背景が加えられた
戦闘シーンの画面写真･･･等が順次公開されているので（6月初旬には
念願の「天外魔境」公式サイトも御披露目されました）今頃になって
漸く心の底から沸き上がってくる喜びを噛み締めているところです。
私の場合、PS2･NGCといった最新機種でRPGをプレイした事が無いので
最高峰のハードで甦る新生「天外II」にはハードの進化に伴うゲーム
そのものの進化を体感させてくれる事を期待しています。
プロ野球の前半戦は何と言っても阪神の快進撃が話題の中心でしたが
当掲示板でも隙の無い野球で着実に勝ち星を積み重ねる阪神を皆さん
一様に評価されており、18年振りに目覚めた猛虎を割と好意的な目で
ご覧になっていたようです。当然、私の住む大阪ではリーグ制覇及び
日本一への期待が日毎に高まってきており（シーズン後半の阪神戦の
チケットは入手困難な状態です）阪神電鉄や阪神百貨店の株価は勿論
選手の試合用ヘルメットに会社ロゴをプリントしているJoshin電機や
18年前バースに似ているからという謎の理由で道頓堀に放り込まれた
カーネル・サンダース人形繋がりでケンタッキー・フライドチキンの
株価まで値上がりする等、兎に角凄い騒ぎです。鬼門と言われていた
6月も10勝5敗と大きく勝ち越し、6月30日の時点で阪神の貯金は29･･･
気の早い関西人は同じく6月30日の時点でパ･リーグ首位に立っている
大阪近鉄との日本シリーズ大阪ダービーに思いを馳せています。
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┃ ５．今期の更新履歴 ┃
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必見の書：「フラワリー･オレンジ･ペコ」「デジタル・ヒーローズ」
「僕たちの好きなTVゲーム」「私が愛したゲームキャラ」
「ちさタローの卒業アルバム」「げーむじん 創刊号」
「ゲームデザイナー入門百科」「ＰＣエンジン通信」
「ゲームミュージック着メロマニアックス Vol.1」
「ナムコアンソロジー1 パーフェクトガイド」
「ドキばぐ 崖ッぷちでハロー編」
「いろ2もの 竹本泉イラスト集」
音色 ：「HAOH GAME MUSIC SPECIAL」
書庫 ：「ＰＣエンジンから他機種に移植されたタイトル」
「発売中止になったＰＣエンジンソフト」
発掘現場：京都（1軒）
秘密結社：閉鎖
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┃ ６．編集後記 ┃
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この夏号では「天外魔境」復活＆新生プロジェクトの発表を記念して
「天外魔境II」関連のアイテムを御紹介しようと考えていたんですが
思い起こせば「天外II」特集は既に当メルマガの創刊号で組んでおり
面白いネタが残っていないという理由で今回は見送る事にしました。
次号は愈々NGC版「天外魔境II」が発売され、PS2版リリースも目前に
迫った時期の発行になる予定ですので、次号こそは「天外」に因んだ
アイテムで誌面を統一できればと思っています。尚、紹介アイテム数
調整の為、今号は「映像紹介」を休載させていただきました。
今期は「大霊院卍党の書庫」という雑多なコンテンツ置き場を設置し
「大霊院卍党的悪戯」から『ＰＣエンジンファンへの100の質問』と
『プリンセスカフェ登場アイドル』を移動させて『ＰＣエンジンから
他機種に移植されたタイトル』及び『発売中止になったＰＣエンジン
ソフト』を新たに追加しました。公開間も無い新コーナーに関しては
当方の不注意から抜け落ちているタイトルが多々あると思いますので
リストへのタイトル追加もしくは修正情報などを御提供いただければ
大変に有り難いです。
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▽奥付△
「大霊院卍党発行の瓦版」夏号（通巻12号）
2003年6月30日発行
編集人：エンジな人
発行人：大霊院卍党
発行所：ＰＣエンジン狂の詩
「大霊院卍党発行の瓦版」秋号 は 9月30日（火）配信
本誌掲載記事の無断複製・複写・転載を禁じます。
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「ＰＣエンジン狂の詩」http://www.pcengine.jp/
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